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知らなきゃ損!通販で海外の薬を安く買うための超基礎知識

知らなきゃ損!通販で海外の薬を安く買うための超基礎知識

突然ですが個人輸入代行サイトで販売されている海外の薬は、本当に安いのかと疑問に思ったことはないでしょうか?私もその中の1人です。

私達は普段からAmazonや楽天など、国内大手通販サイトに慣れてしまっており、値段が安くて配送もすぐ届くという事が当たり前になっています。

そのうえ個人輸入代行サイトは支払い方法に関しても選択肢が少なく、ほとんどのサイトが銀行振込などの前払いを推奨しており、後払いには対応していません。

そのため安全マージンを取れず、どうしても騙されていないかどうか心配になってしまいます。

しかし海外医薬品は国内の通販では購入することが出来ないため、個人輸入代行サイトを使うのが最も簡単な手段です。

前置きが長くなってしまいましたが、どうすれば通販で薬を安く買えるか解説していきます。

例として下部にカマグラ(バイアグラジェネリック100mg/1箱4錠)の値段を2種類のサイトで比較しています。

サイトAは送料1000円、サイトBは送料無料です。またサイトBは500円値引きのクーポンがありますが、780円の追加費用も別途発生します。

サイトA

1840円+1000円

合計2840円
(1錠あたり710円)

サイトB

3369円+0円-500+780

合計3649円
(1錠あたり912円)

最終的には差額809円となりました。

同じ個人輸入代行サイトでもこの差がなぜ生まれるのでしょうか?

費用の秘密、割引の種類、支払い方法、そして支払い後の気になる事について、今まで誰も触れてこなかった疑問にメスを入れていきます。

この記事を読んでわかること

  • 代行業者のこと
  • 関税や消費税のこと
  • 薬の通販サイトの支払い方法

費用の秘密

費用の秘密

費用ですが基本的に「薬代+送料」というイメージですよね。

実際にはそこに追加で費用が発生したり、見えないところで手数料を取られています。

しかし仕方ない面も大いにあるのです。

一般的な個人輸入の代行における手数料は主に、仕入れ、交渉、契約、検品、転送、通関などに関わる人件費と、国際配送料、関税、転送手数料偽替手数料などの雑費を加えた金額になります。

通関ひとつとっても仕入書や運賃明細書、包装明細書の作成に申告が必要です。

もしも最初から最後まで自力で全部やると仮定すると、とてつもなく面倒くさいということが伝わったでしょうか?

ここからはもう少し掘り下げて「海外医薬品の個人輸入代行サイトの場合」の費用について説明していきます。

個人輸入について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

薬代

薬代

まず薬代の内訳は仕入れ代と代行手数料ですが、下記のようになります。

・仕入れ代

現地の企業との取引や所在会社の家賃、現地での配送料に通関費用と国内配送料など、海外医薬品を日本国内に輸入するのに関する費用です。

・代行手数料

現地での外国語によるやりとりや、税関などでの法律上の手続きに、貿易実務に国際的な取引ルールや、カスタマーサポートに対応する人件費、サイトの運営費も含む代行業務に関する経費です。

仕入れ代や代行手数料は現地の言語での通訳や取引の手間賃なので、こちらは薬代に含まれる必要経費といえます。

私自身どんなものなのか知りたくて、1度自分の力だけでやってみようと思ったことがあります。

そのときは、そもそも薬の買い付けってどうすれば…となってしまい最初の1歩で挫折しました。

海外のECサイトや海外のオンライン薬局、または旅行のついでに現地で買って帰る・・・このような個人輸入の方法は難易度が高いうえに、代行サイトで購入するより結果的に費用も高くなってしまいます。

時間も手間も余計にかかってしまうのは、私が皆さんの代わりに事前に試して失敗しておきました。ぜひ個人輸入代行サイトに頼りましょう。

おすすめの個人輸入代行サイトはこちらの記事で紹介しています。

いくつかの候補の中から自分で選びたいという方はこちらの記事をご覧ください。

送料

送料

送料に関してですが海外から日本国内への国際配送なので、国内の通常の配送とは異なり料金が高くなります。さらに配送も荒いことが多いため保険に加入するのですが、保険料も追加でかかります。

輸入の時点で配送の費用は必ず発生しているので、送料無料のサイトというのは薬代に送料込みなだけです。その証拠に最終的な合計金額は、ほとんどのサイトが同じようなところに落ち着きます。

国際配送料は、例えば靴1足をアメリカから日本に輸入すると、時期などにより前後しますが配送料だけでも約2000円かかります。

海外医薬品の個人輸入代行サイトの送料は、安ければ無料、普通でも1000円ほどユーザーに請求してきます。

送料無料のサイトは薬の価格を高く設定していることが多く、ひとつの目安としては、あえて送料を1000円前後の料金で表示していれば、結果的に海外医薬品を安く買える優良サイトといえるでしょう。

また北海道、沖縄などの離島では送料が余計にかかってしまうパターンというのもあるので、そういったところにお住いの方は把握しておきましょう。

税

関税や、地方消費税、内国消費税に通関手数料といった費用ですが、実際には払わずに済むことの方が多いです。

細かいことを考えるのも、税を払うのもイヤという方は、会計を16666円以内に抑えれば免税となります。(個人輸入の場合)

荷物を税関で止められるという話しをよく聞きますが、個人輸入品100000件に対して税関で止まるのは20件くらいというのが実情です。

仮に税などを払うとなったときのために、下記に例を用いて税のことを軽く説明しています。

標準税率10%の場合
1 課税対象額を計算
商品総額の60%
20000円(商品代)×0.6=12000円
2 内国消費税
課税対象額の7.8%
12000円×0.078=936円
100円未満は切り捨てのため
900円
3 地方消費税を計算
内国消費税×22÷78=253円
100円未満は切り捨てのため
200円
4 税関手数料
200円
運送会社により異なることもあります。
内国消費税+地方消費税+通関手数料
900円+200円+200円=1300円

以上のことから、追加で1300円の支払い発生となります。

これらの費用も個人輸入代行サイトにより、払わずに済むよう取り計らってくれるサイトがあります。

運が悪くても諦めずに、まずは購入したサイトの問い合わせに連絡してみると良いでしょう。

その他の料金

その他の料金

個人輸入代行サイトによっては、代行手数料やサーチャージなどの名目で、全ての費用を提示しているところもあります。

昨今は新型コロナウィルスによる影響で価格や配送に変化が起こっているサイトもあるので、1度注文したことのあるサイトでも購入前に最新の情報を確認しておくことをおすすめします。

また個人輸入代行サイトでは購入金額以外に、為替損益がクレジット会社から請求されるケースがあります。

本来の商品価格より高くなってしまった場合は商品価格を超えた分を個人輸入代行サイトの運営に申告すれば、超過分をポイントで還元してくれるサイトもありますので覚えておきましょう。

チェックポイント

サイトによる合計金額の価格差が発生するのは、仕入れ代と手数料の差によるものです。

値引きや割引の種類

値引きや割引の種類

困ったもので、人は値段が安すぎるのも不安ですが、どうせ同じ物を購入するなら出来るだけ安く手に入れたいとも思っている生き物です。

継続的に購入するなら尚更です。そこで有効活用したいのが各サイトが独自に展開している割引のシステムです。それらを紹介していきます。

・まとめ買い

まとめて大量に買うことで安くなる、問屋などでは一般的なシステムです。ほとんどのサイトで、たくさん購入した際に1錠当たりの費用が抑えられるようになっています。

1シート4錠\2840(送料込み)のところ、10回購入すると¥28400となります。しかし40錠を1度にまとめ買いすると¥14720(送料込み)となります。

13680円も安くなります、というかほぼ半額です。1度お試しで買ってみて効果を実感できれば、2度目以降の購入はまとめ買いが断然おすすめです。

・支払い方法による割引

サイト指定の決済方法を選択することで、付与されるポイントが増えたり、料金が割引きになったりします。

例えば銀行振込なら10%引きや、クレジットカード決済なら付与されるポイントが増えたりなどサイトにより様々です。

・送料の割り引き

最初から送料無料のサイトもありますが、一定の金額以上の買い物で送料を無料にしてくれるサイトもあります。

・ポイント、クーポン、イベントキャンペーン

サイトにより大きく違いますが、ほとんどのサイトで展開されているサービスです。うまく使うことで費用を抑えましょう。

特にクーポンの割引率が高いことが多く、非常にお得なのでおすすめです。

・チェックポイント

冒頭で説明したカマグラの値段の違いは、こういった数多くの事情が絡んで合計金額に差が出ています。

薬価が安いサイト、送料が不透明ではないサイト、割引のイベントをしているサイト、損をしない為には、この3つの特徴があれば安心して買い物をして大丈夫といえます。

支払い方法の種類

支払い方法の種類

支払い方法に関してですが、個人輸入代行サイトでは基本的に後払いには対応していません。前払いのみとなっています。

というのも、ユーザーが「やっぱりやめよう」となった際の未回収リスクを防ぐためです。

繰り返しになってしまいますが、国際配送料やそれに伴う保険費用というのは高額になるため、個人輸入の代行というのはハイリスクな事業なのです。

そのためAmazonや楽天などの国内大手サイトを基準に考えていると不便な点も多く、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。

主に多くの個人輸入代行サイトで対応している支払い方法と、残念ながら対応していない支払い方法を紹介していきます。

基本の方法4種

・銀行振込

最もポピュラーな支払い方法です。対応していないサイトは見たことがありません。

ネット振込決済サービス(インターネットバンキング、モバイルバンキング)に対応しているサイトもあります。

・クレジットカード決済

こちらも最もポピュラーな支払い方法のひとつですが、カード会社から契約してもらえないような信用の無い代行業者は対応できなかったりするので、

サイト選びの判断基準として参考になるのではないでしょうか。デビットに対応しているサイトもあります。

・コンビニ払い(前払い)

こちらも最近ポピュラーになってきましたが、前払いタイプのみです。24時間いつでも利用可能なだけでなく手元に支払いの明細が残るので少し安心できますね。

・外部決済

LINEpayやAmazon pay、楽天payなどがあります。こちらもクレジットカードのように、審査がおりているサイトなら安心して買い物しても大丈夫です。

ただ決済方法が多いと、当然ですが決済会社に手数料を取られますので、外部決済に完全に対応しているサイトは薬代や最終的な総額が高めになる傾向にあります。

ほとんど非対応の方法

・代引き

残念ながら後払いのため海外医薬品の個人輸入代行では基本的に対応していません。

・NP後払い

サイト側で一括管理するタイプと、債権譲渡タイプの2種類ありますが、私が知る中ではどちらも対応していません。

・通信料金上乗せ(キャリア決済、プロバイダ決済)

こちらもこれまでに対応しているサイトを見たことが無いため非対応だと思われます。

・海外送金

法人口座かもしくは個人でビジネス口座が必要なうえに、手数料だけで1000円ほどかかったり送金までに1日~5日ほどかかったりと、おすすめできませんし基本的に対応もしていないようです。

・電子マネー

今のところ対応サイト未確認です。プリペイド型、ポストペイ型、デビット型とありますが、可能性として将来的に対応できそうなのはプリペイド型とデビット型でしょうか。

交通系、流通系、QRコードなどもありますが今後どうなるか、対応となれば便利なので期待です。

(広義にはクレジットカードも電子マネーに分類されますが、ここでは含みません。)

・現金書留、偽替、小切手、その他

普通の国内の通販サイトでもなかなか見ないので、非対応の可能性が高いです。

薬を通販で購入した後

薬を通販で購入した後

注文が終わり、いざ支払いとなった際に気になる事がいくつか出てくると思います。

それはトラブルや不明点があった際に、サイト運営側が対応してくれるのかしてくれないのかです。2パターンに分けて解説していきます。

対応してくれること

・支払い方法変更

対応してくれます。ですが、なるべく早めに連絡しましょう。

・入金の反映

少し反映までに時間がかかりますが、反映され次第メールで連絡してくれます。

・支払い後の連絡

こちらも支払いが完了するとメールで連絡をくれます。

・領収書

必要な場合は、手間がかかりますが可能です。サイトによってまちまちなので、サイト内で調べるか問い合わせてみましょう。

・クレジット明細

注文した医薬品とわからないように記載してくれますが、多くの場合は記載内容はサイト側で勝手に決められてしまいます。

対応してくれないこと

・注文してからの支払い期限

大体7日~10日ぐらいですがサイトにより差があります。期限を過ぎたらキャンセル扱いになりますので、購入する場合はもう一度注文しましょう。

・クーリングオフ

個人輸入代行サイトにかかわらず、通販は特定商取引法上の規定がなく、原則としてクーリングオフはできません。。

利用規約や特定商取引法の表記を事前に確認しましょう。クーリングオフは難しいですが、返金や返品には対応している場合があります。

・支払いキャンセル

一度支払ってしまった料金は基本的に戻ってきません。こちらも利用規約や特定商取引法の表記を事前に確認しておきましょう。

どうしてもという場合、支払った料金分のポイントに変えてくれるサイトはあります。

・返金

返金にもほとんどの場合は対応していないです。前述しましたが、国際配送料など輸入にかかる費用は高額なので、未回収リスクを負わないための措置となっているようです。

サイトにより不良品や梱包の問題があった際に、返金や返品に応じるところもあるようですが、かなり厳しめの基準となっており対応してもらうのはなかなか難しいです。

まとめ

●費用の秘密

費用の内訳を知って自身の納得のいくサイトを選びましょう

チェックポイント⇒冒頭で紹介したサイトAのような合計金額でカマグラが3000円しないぐらいの価格帯の代行業者がおすすめ

●割引きの種類

損しないようにイベント情報やまとめ買い、安くなる支払方法などは押さえておきましょう

チェックポイント⇒お得に買い物するならクーポンを使ってまとめ買いし、ポイントも貯めて利用していくこと

●支払方法

銀行振込、クレジットカード決済、コンビニ払い、外部決済(LINEpay、Amazon spay、楽天pay)のいずれかで支払えたら大丈夫

チェックポイント⇒クレジットが使えないサイトはなんらかの理由でカード会社の審査に落ちている可能性が高いので気を付けましょう

●気になる事

いざというときに自分の身を守るため事前に確認しておきましょう

チェックポイント⇒ほとんどのサイトがあとからでも対応してくれます。クーリングオフと返金が出来ないことだけ覚えておきましょう

ED薬やAGA薬、ピルや避妊薬に睡眠薬など、国内では病院の処方でしか入手できない処方箋医薬品も、個人輸入代行サイトで購入すれば、通院せずに安く買えます。

ただし、全て自己責任であることだけは肝に銘じておきましょう。

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