5分でわかる個人輸入!(海外通販)
処方箋がなくても薬を買える通販の魅力

個人輸入であれば医師の処方箋がなくても薬を購入することが可能です。
薬機法により薬の量や成分に制限がありますが、厚生労働省に正式に認められている手段です。
個人輸入というのは、海外で製造販売されている製品を購入し、日本国内に持ち込むことをいいます。
突然「海外医薬品の輸入」といわれるとハードルが高いように感じますが、慣れてしまえば大したことはありません。
治療のために薬を海外から輸入している日本の医師もいるほどです。
(処方箋・・・医療機関を受診後に薬をもらうために必要となる、薬の種類や使い方が書かれた指示書のこと)
そんな薬の個人輸入にはいくつかのやり方があります。
- 個人輸入の代行業者を利用する方法
- 海外のECサイトで購入し輸入する方法
- 直接現地で購入しそのまま持って帰る方法
この3つの方法を中心に説明していきます。
特におすすめするのが個人輸入代行業者を利用した個人輸入で、この方法が最も簡単で安全な手段となります。
なにより3つの手段の中でも最も薬を安く買えます。
まずはそれぞれの個人輸入の手段についてメリットデメリットを紹介します。
・メリット
- 日本語で買い物できる
- トラブルの対応を任せられる
- 買い付けと発送の手間が無い
・デメリット
- 届くまでに時間がかかる
- 代行手数料がかかる
・メリット
- 種類が豊富
- 購入から発送までが早い
・デメリット
- 終始外国語でやりとり
- トラブルに自分で対応
- 発送に非対応の場合あり
・メリット
- 安く購入できる
- 帰るときに持って帰るだけ
・デメリット
- 終始外国語でやりとり
- 偽造薬の見分けがつかない
- 持ち帰る際の手続き
貿易の経験が全く無い方でも、個人輸入代行サイトならアマゾンや楽天などの通販サイトで買い物するように海外の薬が買えます。
日本語で買い物ができて、面倒な買い付けや発送も全部代行してくれるうえに、トラブルにも対応してくれます。
唯一の欠点が、国際配送なので国境と海を越えなければならず、日本に薬が届くまで時間がかかってしまうことです。
海外のECサイトは日本のECサイトに比べ詐欺などによる被害が多く、個人情報の漏洩や悪用のリスクも高いです。
商品間違い、商品の破損、商品の欠品、配送先間違いなど、日本と違い高確率でこういった問題が発生します。
現地で買って帰る場合も、現地の言語で買い付け・発送・トラブル対応する必要があり、通関手続きも必要です。
国によっては全く英語が通じないこともあります。
しつこいようですが個人輸入代行サイトで薬を買うのが1番楽ちんです。
個人輸入代行サイトを利用した個人輸入
個人輸入で入手できる海外の薬には、こんな特長があります。
- 処方箋が不要
- 薬の成分含有量が多い
- 価格が安い
- 種類が豊富
優良な個人輸入代行サイトを見つけられれば、価格が安く高品質な海外医薬品が簡単に手に入ります。
ちなみに日本の医師にも代行サイトを利用して薬を輸入している方がいてます。
ただ国内の通販サイトとは違う点が多々あり、配送に関しては国際配送なため手元に届くまでに時間がかかってしまうことや、支払いに関しては原則として前払いにしか対応していないサイトが多いです。
個人輸入で入手できる海外の薬は、注意点として医師の診察なしに服用することになるので、何かあっても全て自己責任になります。
ほとんど異常が起こる事はありませんが、ご自身の持病や他にも普段から飲んでいる薬などがあれば、自分の事を1度調べておきましょう。
しかし海外の薬は日本以外の国では既に安全性が確かめられており、外国では普通に流通しています。
そのため飲み方や飲み合わせに問題がなければ、基本的には安心して服用して大丈夫です。
問い合わせ
何か不明点やトラブルがあれば、個人輸入代行業者が対応してくれます。
注文しようとしているサイトや購入したサイトでわからないことがあって質問したい時は、サイト内に問い合わせ先が必ず記載されているので、自分の好きな方法で問い合わせてみましょう。
問い合わせ先が無かったり問い合わせても連絡がつかないときは、悪質なサイトである可能性もあるので注意が必要です。
サイトによってまちまちですが、
- メール
- 電話
- FAX
- ライン
などで問い合わせを受け付けています。
海外ECサイトを利用した個人輸入
海外のECサイトは日本のECサイトと違って、フィッシングサイトによる被害や偽造薬が流通しており、国内の通販とは危険度が全く違います。
またサービス内容においても質の悪いことが多く、トラブルが発生しやすいです。
そのため日本の通販サイトでの買い物に慣れている方はストレスを感じてしまうと思います。
そんな海外の市場で薬を買うのは、貿易や輸出入などの経験が無い方にとってはハードルが高く、リスクや面倒を考えるとあまりおすすめできません。
海外でのやりとりに慣れている方の中には、円高のタイミングで同じものを他より安く購入したりなどしている方もいます。
しかしそう簡単に真似できるものではなく、知識と経験が無ければ逆に損して終わります。
基本的に海外ECサイトでの買い物は日本ではありえないようなトラブルが発生するのが普通で、対応の悪さや遅さには疲れてしまいます。

そんな海外のECサイトですが、アメリカアマゾンは2018年にオンライン薬局ピルパックを買収し、その影響で調剤と医薬品の卸売銘柄の株価が一気に下落するということが起こりました。
現状はアメリカの一部の地域だけのサービスではありますが、処方箋があればネットで薬を購入することができ、自宅の玄関先にドローンで注文後30分以内に配達という驚くべきサービスがあったりします。
しかしそんなアメリカアマゾンの話しはまだまだ日本では実装の目途がたっておらず例外です。
ちなみにアメリカアマゾンで薬を買っても、残念ながら全て英語でのやりとりですし、値段も安いわけではありません。
日本への発送に対応していない出品者から購入してしまうと、結局は発送を代行業者に依頼することになり、最終的に費用は高くなってしまいます。
現地で薬を購入して持ち帰る個人輸入
海外に行った際に自分で薬を買い付けて通関手続きしたり、少量であれば機内に持ち込みそのまま持ち帰ることも可能です。
しかし現地で旅行客が簡単に買い物できるところは1番偽造薬を買わされる可能性が高く、何か根拠があるわけでもなく安さやノリで薬を買うのは危険です。
日本では考えられないことですが、外国で流通している薬の24%は偽造薬といわれています。
海外は日本と違い偽造薬の被害がとても多く、アジア圏では中国で最も多くの事例が報告されており次いで韓国やタイとなります。
アフリカなどでは偽造薬による健康被害どころか、年間10万人もの方が亡くなっているといわれています。
海外で製造販売されている薬をパッケージなどの外見からはもちろん、錠剤を直接見たとしても本物か偽物かを見抜くなんてなかなかできません。
個人輸入の注意点
個人輸入の良いところばかりを紹介してきましたが、気を付ける必要がある点もいくつか紹介していきます。
輸入禁止
麻薬はもちろん向精神薬など、他にも輸入することが法により禁止されている成分を含むものがあります。
そういった輸入禁止物を国内に持ち込むことは犯罪行為となるため絶対にやめましょう。
5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金またはこれを併科という、かなり重めの罰則があります。
(向精神薬・・・中枢神経系に作用し、人の精神活動に影響を与える薬物の総称)
転売
個人輸入で日本国内に仕入れた医療用医薬品は、輸入者本人の使用目的のためであり、他人への販売や譲渡は例え家族であろうと法律により禁止されています。
違反すると5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金またはこれを併科という、こちらもかなり重めの罰則が科されることになります。
海外で仕入れて日本で販売という転売ビジネスとして医療用医薬品を扱うことはできませんので注意しましょう。
(医療用医薬品とは・・・医師や歯科医師の診断と処方に基づいた使用が義務付けられている医薬品のこと。個人輸入であれば医師の診断と処方は不必要。)